🕊️ はじめに
何かをする気力もない午後。
でも、ただスマホを眺めるのも、少し疲れてしまった。
そんなときは、静かな本の世界に、ほんの少しだけ身をゆだねてみませんか。
誰にも気をつかわず、誰にも評価されない時間。
心が深呼吸を取り戻すような読書は、
私たちの“感情”をやさしく整えてくれるのです。
💠 1. 気持ちが沈んだ日に
『自分を休ませる練習』大嶋信頼(清流出版)
「なんだかずっと疲れてる気がする」
そんな“理由のないしんどさ”をやさしく包み込んでくれるのが、この本です。
臨床心理士として多くの悩みに向き合ってきた著者が、
人づきあい、SNS疲れ、孤独感……そうした心の摩耗に「やさしくNOを伝える方法」を紹介してくれます。
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💠 2. 言葉を飲み込んでしまう日に
『言葉にできるは武器になる。』梅田悟司(日本経済新聞出版)
「本当はもっと自分の気持ちを言いたいのに、うまく言葉にできない」
そんなもどかしさを抱えたまま大人になった人へ。
ことばの選び方で、自分をもっと大切に扱えるようになる。
この本は、自己表現が苦手な人にこそ読んでほしい“心の翻訳書”のような存在です。
📗 感情に名前をつけるだけで、少し前に進める
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💠 3. なにもしたくない、ただ時間を過ごしたい日に
『月と六ペンス』サマセット・モーム(新潮文庫)
“誰かの期待”を背負うのに疲れてしまった人へ。
この本は、「誰にも迷惑をかけずに、ただ自分を生きる」
という生き方に、そっと道を照らしてくれます。
物語は静かで、そして少し残酷で、
でも読後には不思議な“自由”だけが残る古典の名作です。
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🌕 おわりに
本の中には、すぐには解決しないけれど、
「一緒にここにいるよ」と言ってくれる言葉があります。
何も変わらなくても、読んだあとの空気が
ちょっとだけやわらかくなっている。そんな読書時間を、あなたの静かな午後に。
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